2011年9月アーカイブ

最近のマニュアル車はひと昔前に比べて大きく進化し、昔のようにクラッチが重かったり、クラッチを繋ぐのが難しいということはありません。

「ギアがないと、退屈でやりきれない。だからオートマチック車だとかえって集中力をなくすし、疲れてしまう」という中古トラックの運転手さんも少なくありません。

マニュアル車は渋滞のときに多少面倒なだけで、特別なテクニックなどなくても、誰にでも動かすことができるぐらいに、技術が熟成されています。

しかし、上手にコントロールするためには、さまざまな身体機能を総動員する必要があるのもまた事実です。

そして、「どうやったら滑らかにギアチェンジができるのか」といったことを考えながら運転をするのは、頭にとっても体にとってもとてもいいトレーニングになると私は思います。

マニュアル車を上手に扱うことに楽しみを見つけられたら、それはそれで素晴らしいことです。

さらにいえば、マニュアル車はオートマチック車より平均して10パーセントくらいは燃費がいいものですし、購入価格も安く、経済的にも魅力があります。

とくに燃費がいいということは、「環境保護」に自分もひと役かうことになります。

オートマチック車の簡便さは、ときとして中古車トラックを運転をしているという自覚をドライバーから奪い去り、集中力をプッツリと途切れさせます。

こうなると、事故を引き起こす可能性が非常に高くなります。

頻発するオートマチック車の暴走事故は、まさに「簡便さがもたらす油断」が最大の原因といえるでしょう。

したがって、ある意味ではマニュアル車のほうが、オートマチック車より安全なわけで、これが私がマニュアル車をすすめる第一の理由です。

マニュアル車の運転は、身体機能の衰えを防ぐ第二の理由としては、オートマチック車より複雑な(とはいっても大した違いではありません)操作を要求するマニュアル車は、身体機能の衰えを効果的に防ぐいい刺激になるということがあります。

クルマのオートマチック化とは、本来人間が行なうべき仕事を機械が代行してくれることですが、これはある意味で、人間の機能を退化させていく方向に向いた技術です。