ぜひ知っておいてほしいのは、シートカバーがもたらすデメリットです。
出来がいいにしろ悪いにしろ、自動車メーカーは中古トラックのシートを開発するにあたって、面圧分布や滑りにくさ、ホールド性、通気性といった機能と、そして見栄えを懸命に考えます。
ところがシートカバーは、そういったことをすべてだいなしにしてしまいます。
なぜ多くの人がシートカバーをつけたがるのか、私は不思議です。
シートを汚さないためなのかもしれませんが、ひどく汚れていなければ売るときの査定は変わりませんし、見た目にもいい趣味とは思えません。
応接間のソファにレースのカバーをかけるという古い習慣がいまだにクルマの世界に残っているのはなんとも奇妙なことです。
強いて効能を挙げれば、次にその車を買う人に喜ばれることぐらいでしょう。
ちなみに、先進国でシートカバーがこれほど普及しているのは日本だけです。