2011年8月アーカイブ

日本ではいま、オートマチック車の比率は75パーセントぐらいですが、ミドル以上に限っていえば、ほぼ100パーセントといっていいでしょう。

たしかにオートマチック車は楽ですが、私はこの傾向はあまりいいとは思いません。

マニュアル車はオートマチック車に比べて煩雑で、4本の手足をフルに使う必要があり、渋滞している道路では面倒です。

けれども、次に述べる2つの理由から、私は年をとってきたら、なんとなく走ってしまうオートマチック車より、むしろ「走る、止まる、動力を切る、動力を繋ぐ」といった操作がはっきりと自覚できるマニュアル車に乗ることをおすすめします。

よく「クラッチ操作が省略され、ハンドル操作に集中できる分、オートマチック車のトラック中古車はマニュアル車より安全だ」という人がいますが、私はこの説に真っ向から反対です。

それならどうして、オートマチック車の暴走事故が相次いで起こるのでしょうか。

この考え方はただの机上の空論で、運転とはそんなに単純なものではありません。

ぜひ知っておいてほしいのは、シートカバーがもたらすデメリットです。

出来がいいにしろ悪いにしろ、自動車メーカーは中古トラックのシートを開発するにあたって、面圧分布や滑りにくさ、ホールド性、通気性といった機能と、そして見栄えを懸命に考えます。

ところがシートカバーは、そういったことをすべてだいなしにしてしまいます。

なぜ多くの人がシートカバーをつけたがるのか、私は不思議です。

シートを汚さないためなのかもしれませんが、ひどく汚れていなければ売るときの査定は変わりませんし、見た目にもいい趣味とは思えません。

応接間のソファにレースのカバーをかけるという古い習慣がいまだにクルマの世界に残っているのはなんとも奇妙なことです。

強いて効能を挙げれば、次にその車を買う人に喜ばれることぐらいでしょう。

ちなみに、先進国でシートカバーがこれほど普及しているのは日本だけです。