「ロサンゼルスで問題になっているホトケミカルスモッグについては、欧州では米国と気象条件などが異なり、発生の恐れはない、という点では各国の意見は一致しており、このため、HCの規制は必要ないという考え方が支配的だった。
欧州では、目に見える黒煙、臭気、騒音など感覚的なものについて敏感で、特に英国はガソリン車はなんらの規制をしていないにかかわらず、ディーゼルエンジンの黒煙や騒音については厳しい方針をとっているように感じられた。
欧州における自動車による大気汚染に対する規制は、米国に比べて一般的に極めてゆるやかである。
特に英国においては、ほとんど規制らしい規制はないといってよい」
今の日本は中古車トラックですら黒煙を上げて走るなんて事はありませんね。
「今回の調査によって、直ちにわれわれが採用し得るような、技術的に優れ、かつ経済的にもリーゾナブルな新技術は発見されていないことも明らかになった。
しかし本調査団一同は、今後とも世界的規模で視野を広め、日本の環境、社会的・経済的・技術的条件に適合した自主的な基準を速やかに確立することに努力を重ね、生活環境改善のため企業に要請されている社会的責任を果すことが必要である、との結論に達した」